大学職員の意外だったメリット
私、前職は、短大のキャリアサポートセンターで学生の支援を行っていました。
大学職員になって良かったことは、学生がかわいい、そのかわいい子達の力になれる嬉しさ、入学してから卒業するまでの成長を見られる…など数えられないほど沢山あったのですが、入職するまでは思いつかなかったメリットがありました。
それは、学内の図書館の本が借りられることです。
勉強系の本であれば、アマゾンで調べて購入…なんですが、趣味で読む本については、手にとってパラパラと見ながら選びたいのです。
でも、なかなか本屋さん(出来たら新宿紀伊国屋くらい大きいとこ)まで足を運ぶ時間がなかったり、地域の図書館は人気の本は30人待ちとかよくあることだったりでそれが出来なかったのですが、学内の図書館であれば、毎日通う職場ですし、待つこともほとんどなく読めました。
西加奈子、柚木朝子、桐野夏生、中村文則、三浦しをん、平野啓一郎、朝井リョウ、村上春樹などの新刊が読めたのはありがたかったです。
学内図書館に通ううちに、図書館の職員さんとも仲良くなって、どうしたら学生に本を読んでもらえるか一緒に考えたり、自分のオススメ本を置いてもらったりできたのも楽しかったです。
あと、いつもヤンチャな子が図書館で勉強してると、「あの子も頑張ってるんだ!」と意外な一面が見られる楽しみもありました。
図書館利用ができることは、確か求人票にも書いてなかったと思いますし、それがその時の転職活動の軸にも、当たり前ながらなってなかったことですが、退職する時も「あ〜、もうこれからは図書館使えないんだぁ…」と頭をよぎるくらい私の生活の一部になってしまってました。
実際に働いてみないとわからないことって沢山ありますが、「図書館が利用できる」ことは、私にとってものすごく価値があるメリットでした。